チームビルディング

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エンパワーメント(権限委譲)の段階:自律型チームへの進化

「いちいち確認しに来るな、自分で考えてくれ」 「勝手なことをするな、報告しろ」 リーダーの指示がブレると、チームは混乱します。 自律型チーム(Self-Organized Team)を目指すと言っても、明日からいきなり「全部任せる」は育児放棄です。 自転車の補助輪を少しずつ外すように、段階的に権限を渡す(エンパワ...
2 チームビルディング

関係性の質を高める「成功循環モデル」の応用

「結果を出せ!」 「売上はどうなってるんだ!」 結果だけを求めると、結果が出なくなる。 これは、MITのダニエル・キム教授が提唱した「組織の成功循環モデル」における最大のパラドックスです。 多くのリーダーは、「結果の質」を求めすぎて、チームを崩壊させます。 遠回りに見えて、実は最も近道なのが「関係の質」から入るア...
1 チームビルディング

ファシリテーター型リーダー:答えを教えず引き出す力

「リーダーは答えを持っていなければならない」 「私が引っ張っていかなければならない(俺についてこい)」 それは昭和のリーダー像です。 複雑化した現代において、一人の人間が全ての正解を知ることは不可能です。 これからのリーダーに求められるのは、カリスマ性ではなく、「衆知(みんなの知恵)を集める力」です。 今日は、チ...
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対立を乗り越えるファシリテーション:雨降って地固まる技術

「A案がいい!」 「いや、絶対B案だ!」 会議室で怒号が飛び交う、あるいは冷たい沈黙が流れる。 意見が真っ二つに割れた時、リーダーはどう振る舞うべきでしょうか? 「まあまあ、喧嘩はやめて」と間に入って妥協案(足して2で割る)を作るのは、最悪手です。 それではA案とB案の良さを両方殺した、つまらないC案にしかなりま...
5 チームビルディング

多様性の科学:認知的ダイバーシティが最強な理由

「気の合う仲間だけでやりたい」 「あいつは話が通じなくて疲れる」 自分と似た人(類似性)と働くのは楽です。ストレスもありません。 しかし、そこには致命的な欠陥があります。 「死角(Blind Spot)」が同じだということです。 全員が右を見ている時、左からライバルが来たら全滅します。 今日は、なぜ今「ダイバーシ...
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合意形成(コンセンサス)の技術:納得感のある結論の出し方

「じゃあ、多数決で決めよう」 「声の大きいAさんの案でいいか」 ちょっと待ってください。 多数決は、民主的で公平に見えますが、「少数派の意見を切り捨てる」行為です。 切り捨てられた49%の人は、決定に対してコミットしません。 「どうせ失敗するよ」と他人事になり、実行段階でサボタージュします。 本当のチームワークと...
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振り返り(レトロスペクティブ):カイゼンを継続する仕組み

「忙しくて振り返る時間がない」 「反省会は空気が重くて嫌だ」 多くのチームが「やりっぱなし」です。 しかし、アジャイル開発では「振り返り(Retrospective)」こそが最も重要なイベントとされています。 振り返りがないと、同じミスを永遠に繰り返します。 経験が「組織の知恵」に昇華されません。 今日は、犯人探...
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多様性(ダイバーシティ)を活かす:異質性を武器にする組織

「もっと似たような人を採用した方が楽なのに」 「あの中途の人、カルチャーに合わないな」 同質性の高い組織は、楽です。 言葉にしなくても通じるし、意見も合いやすい。 しかし、同質性は弱さです。環境変化に弱いからです。 同じ方向を向いている群れは、その先に崖があったら全員で落ちます。 生き残るのは、多様な視点(異質性...
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健全な衝突と不健全な対立の違い:コンフリクト・マネジメント入門

「チーム内で意見が割れて、雰囲気が悪い」 「あの二人、いつもやり合っていて見ていてハラハラする」 多くの日本人は「和」を尊ぶため、対立(コンフリクト)を「悪」と捉え、避けようとします。 しかし、タックマンモデルで学んだように、混乱期(対立)なくして成長はありません。 重要なのは、対立をなくすことではなく、対立の「...
3 チームビルディング

コンフリクト(対立)のマネジメント:雨降って地固まる技術

「チーム内で意見が割れた」 「AさんとBさんが険悪だ」 多くのリーダーは、対立(コンフリクト)を「悪いこと」と捉え、すぐに鎮火しようとします。 「まぁまぁ、仲良くやろうよ」と。 しかし、これは間違いです。 対立のないチームは、思考停止しているか、忖度しているかのどちらかです。 健全な対立こそが、新しいアイデア(イ...